難破船まじやみの冒険

迷いながら日々生きています

芸能人版「ジョハリの窓」考

※注意※

このブログは「推しを推すオタク心に正解なんてない」ということを前提にして話が進みます。誰かの推し方を否定したり、矯正しようと試みるものではありません。そもそも(これまでのエントリも含めて)僕がブログで書いてる文章は、すべてが僕の独り言なので……

 

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挫折の話

僕の育った家族は、俗にいう「野球一家」だった。

僕の父親は学生時代に野球に打ち込み、その後も職場の草野球チームでプレーしたりするくらいに野球好きだった。

その父の野球愛に、長男である僕はまんまと巻き込まれた。

それなりに野球が身近な環境で育ったが、あんまり男の子らしい遊びが好きではなかった僕は、そこまで野球に対して特別な感情を抱くことはなかった。ただ、野球をやってほしそうな父の熱意に負け、小学二年生の冬に地域の軟式少年野球チームに入った。

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観劇感想(千秋楽前)

こんにちは。まじやみです。

約1週間にわたって行われた辻本さん主演の舞台、イチゴ―イチハチがついに千秋楽を迎えました。

 

千秋楽が来てからブログ書くと水曜からの日常への復帰がとても間に合わないと思って、千秋楽前からちまちま書き溜めていたものがあるんですが……最後の挨拶ですべて無力化されたのでもう消してしまおうかとも思ったのですが……オタクの妄言として残しておいても良いでしょうか……

 

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建”僕”記念日 オタク遍歴大公開SP

ご無沙汰のブログ更新です。まじやみです。

ボの界隈に来て1年半ほどが経ち、つじもとさんやボイメンがくれる供給を追いかける毎日にもだいぶ馴染んできたなと感じています。沼落ちした当初はジェットコースターに乗っているような状態でしたが、諸々の困難(休養・炎上・コロナ・前髪ロス等)を乗り越えて、推すペースというか、推しとの心地よい距離感みたいなものを、ようやく掴んできたかなという、そんな様子です。

 

しかし……比較的平穏な日々の中で、僕は「ボイメンを知る前の僕が好きだったものを、忘れてしまっているのではないか」という感覚になることが、少しずつ増えてきました。

というのも僕、ボイメンにハマる前まではアニメやゲームや声優など、いわゆる「2次元」コンテンツのオタクをやっていました。しかもそのほとんどが「女性向け作品」として造られたものです。

ボに来たときは自分が元オタクなことをわざわざ公言する必要もないよなぁ、と思っていましたし、(なんならボの楽しみ方も「一部の友達と一緒にひっそり沸き散らしていればいいかなぁ」と思っていたくらい)こんなにもボイメン一辺倒になるとも思っていませんでした(=もっと2次元との両立が出来ると思ってた)し、こっちのアカウントで仲良くしてもらえるフォロワさんがこんなに増えるとは思ってもいませんでした。(仲良くして下さる皆さん、いつもありがとうございます!)

いろいろな想定外があってここに至った僕ですが、いまの幸せは昨日や今日パッと手に入ったものではありません。これからもっと先に進むために、もっと自分のなかの「好き」を理解するために、ここいらで一度、僕が今に至るまでにたどった道のりを書き残しておきたいような、書き残しておかなければいけないような、そんな衝動が突き上げてきました。

 

とはいえ、つまるところこの記事はしがない男性による乙女用コンテンツ語りです。

もしかしたらこの話をすることで、気味悪く思われることもあるかもしれません。そう思われる方の気持ちも理解していますし、その気持ち悪さを否定るする権利も、僕にはありません。でも、この記事を書くことで、もしかすると僕について「アンタッチャブル」みたいに思われている領域を減らせるのならば、それは願ってもないことだなと思いました。

 

というわけで、今回は僕がボの界隈に来る前にハマっていたもののお話。

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「黒」の記憶とひとりごと

人間はとても欲張りな生き物だと思う。


平日にあっては土日を羨み、土日にあっては夏休みに恋焦がれ、夏休みにあっては不労所得で毎日遊んで暮らしたいと途方もない理想を語りたくなる。

金欠の月末ではコンビニで数百円のアイスを買うのを我慢しているのに、給料日を過ぎればアイス何十個分の額のディナーを食べに行きたいなどと嘯く。

人間は自身の欠乏には敏感なわりに、自分が持っているものにはあまり目がいかない生き物なのかもしれない。

あるいは、そんなおめでたい生き方をしている僕のような人間を見て、同じ人間に括られたくないと、あなたは深いため息をついているかもしれない。


先日の黒フェスで、そんな気付きを得た。

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未成熟からの卒業

8月3日に栄第七学園男組の番組内で、ボイメンの新曲「Oh Yeah」の音源が初公開となりました。

新曲が出る!という喜びはもちろんあったのですが、正直音源が解禁されるまでは、リリースが通常通りに行えないという寂しさがどこかに消せなくて、なんとなくモヤモヤした状態でいました。

 しかし、曲を実際に聞いてみて、僕の中ではいまのところ、感動や喜びというポジティブな感情がネガティブな感情をかき消すに至っています。

直接会ってファンと感動を共有するタイプのグループであるボイメンは、このコロナ禍はとんでもない逆風だったに違いありません。(マジで事務所潰れない?大丈夫?って思ったりしますし…)しかしそこは「向かい風を乗りこなす」ことに定評のあるボイメンでした!自らも逆境の中にありながら、社会全体に蔓延する重苦しい空気を振り払うような、とても力強いメッセージを届けてくれました。

その新曲「Oh Yeah」を聴いたとき、曲自体のメッセージはもちろんですが、ここ最近のボイメンというグループの目指す方向性が、昔とは少し変わってきているのではないかという気付きを得ました。

※よりによって今回も完全に新規オタクの妄想&妄言ブログです。本当にすみません🙇‍♂️

 

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同じ季節に戻って ―1周年―

我が家のテレビは、平日の朝7時5分になると勝手に点くようになっている。

テンション高めな出演者たちの「おーはー!」の大合唱にはじまり、小学生向けのホビー情報やミニアニメを30分ほど放送する、あの番組の視聴予約をしているからだ。

子どもがいるわけでもない、20代独身男性の単身住まいなのに、なんで朝から小学生向けの番組を見ているかというと、いまから4年前、番組のメインパーソナリティが変わったことがそのきっかけだった。

僕はもともと男性声優専門の声オタだったこと、そしてその当時やんわりと推していた人がパーソナリティになったこと、そして放送時間帯が僕の起床時間と重なっていたことから、「目覚まし代わりに流しておこう」ということになった。

とはいえ番組内容にさほど興味があったわけでもなく、お目当ての人は1年ちょっとで司会を降板してしまったので、それ以降は「視聴予約を解除するのが面倒」という惰性がテレビを点けつづけていたのだが……

2019年6月7日、この惰性が僕の人生における奇跡を生むことになる。

 

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